ヤングガンガン連載中のこの作品ですが、もう好みにジャストフィットだったので思わず購入。

それにしてもやばいくらい売れてますねぇ。29日現在アマゾンで12位ですよ。一般書店でも結構売れてるみたいですし。

内容は言わずもがな。いや、それじゃ駄目なんですけど。一言で言うとラブコメ。もうど真ん中ストレート。それでいてあざとい。

なにしろ出てくるキャラクターが武道家に炉利少女に委員長ですよ?狙いすぎだと。

だが、それがいい(締め?

トモネン

2005年4月10日 読書
これこそが同人マンガ!って感じた作品。てか同人誌で書いてたのを再収録したのね。

さてさて、ぱらぱらページをめくってみますれば…ラフな絵柄で描かれた丁寧な背景にかわいい人物画。ああ、好み。

表題作の「トモネン」は絵柄そのままのストーリで帯の小田扉氏のコメントみたいに―まぁそれこそニタニタして見てましたけど「リーザの左手」には全く逆の印象を感じました。人の心を読むことが出来る少年とその少年と友達になりたい少女の感情の機微を描くためなのか、絵柄はそれまでの作品よりも現実っぽく、背景はより影を強く。

そして、少しだけつらく。

なんでこんな漫画家がメジャーな雑誌に居ないんでしょうね?(小田扉氏はいるけどさぁ)
発売から一月近く遅れて購入。アマゾン使おうにもなかなか一緒に買うものが無くて購入するタイミングを逃してたんですハイ。

それにしても掲載陣豪華ですなぁ。むげにんの沙村さんを筆頭に放浪息子の志村さんに、ショムニの安田さんですよ。

そして何よりも重要なのが山本直樹さんですよ!あのエロティシズム、線使い、どっか壊れてるストーリと、バリバリ好みなんですよ!ええ、最高といっても良い位に。

次号はオノ・ナツメさん&古屋兎丸さんの新連載と!今から期待に胸躍らせてる次第でございます…。ああ良いなぁ…
合宿での移動中になんか普通の本読もうかなぁって思いながら本屋を歩いていて発見したのがこの「ちーちゃんと悠久の向こう」でございます。
いや、こういう言い方はあまり適切ではないかもしれないですな。「ダ・ヴィンチ」でこの作家さんの情報を目にしてから一回読んでみないといけないなぁなんて思っていたんですし。何せ帯曰く(こういう言い方はアリなのか?)「天才高校生デビュー」ですからね。僕と同じ階級に所属する人間が書いた本ですよ。小説を書くのに年齢は関係ないって事ぐらい判ってますけどw

という訳でバスの中で読んだんですが。もう戦慄が走りましたよ。それは内容に対してってよりも自分と2歳しか違わないような奴がこんなもんを書けるのかっていう方が多少多かったですけど(苦笑)

純粋にお話に対してだけ感想を述べさせていただくと。
めっちゃくちゃに読みやすいってのを感じましたね。もうページがすいすい進むんです。そんな印象でつらつら読むと中盤までは「なんか変な日常を描いてるなぁ」なんて感じだったんですがそれ以降が「おいおいおいおい」と。何がそんなに「おい」を連続させるかいえばコレ言っちゃうとバリバリネタバレなので言えないのでございます。

小説を読んでいると一番大事だと思えるのが「起承転結」の「結」なんですが(僕だけ?)それが少し弱かったかなーって思います。ラストのあたりが何の脈拍もないんですもの。

それがもう少しよければもしかしたら「最高!」だとか「完璧!」とかいう何の裏づけもない表現を使ってしまいそうです。それだけ凄いですよ。

本編だけでなく「あとがき」も驚きましたね。下のリンクから読んでみてくださいな。本編が気になることうけあいですからw

http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1107342475/393-395
テスト期間中に本屋で友達と待ち合わせしてたら発見。そして思わず衝動買い。もともと出たら買おうと思ってたんですがね。

ヤンサンも最近読んでなかったので、全くの未読の状態から単行本を読んだんですが…。早速ヲナニーシーンから始まるってどうよ?w

北崎氏の作品は少年サンデーで連載されてたやつしか読んでなかったんで(異様にサービスシーンは多かったが内容はノーマルの、ね。あ、でも「たとえばこんなラブソング」は本番してたか)驚きましたですよ。

キャラクターの作り方はやっぱり上手いですね。ただ「明るい」とか「暗い」とかだけじゃなくて。まぁ、これは一見当たり前のように見えて意外と難しいことなんですよね。その証拠にそこいらのラブコメはみんな薄っぺらい(と思う)んですよ。

そしてストーリ。これはもう一言で済みますね。「泣きっ面に蜂(今変換したら鉢って出た。死んでまうがな)」

ほしのこえ

2005年3月2日 読書
買ってしまった。もちろん新海つながりで。アフタヌーンで連載されてたってのもあると思うけれど。

線が綺麗だ、とまず思いました。絵も小奇麗なので雰囲気は最高!かと思いきや…。

メカニックが。
トレーサーに動きがあるように見えない…。

ストーリも原作のアニメと同じ。どうでもいい脚色が入ってる以外は。

最後も結局アレですし。

いっそノベライズ版を漫画化すれば良かったのに。

色歌

2005年2月28日 読書
モーニングで不定期掲載されていた「色歌」の初の単行本です。

雑誌に時々載っていた、この作品の細かな書き込みと史実を元にしたストーリィに僕は非常に感激したのです。ハイ。幸村氏の「プラネテス」を初めて目にしたときと似た感情だったような気がします。

そしてやっと購入した単行本…ゆっくりと目を通してみたんですが。

凄い。絵とストーリィがものすごく好みだってことは知ってたんですが(読んだ雑誌掲載分は)再確認させられました。

新伊氏の新たな単行本が読めることを祈って…。

ところで、色歌の単行本としての位置づけが短編集だったんですが、これは…色歌の続きを書く気が無いということなんでしょうかね?作品が読めるんだったらどんな形でも良いんですけどね。

参考…新伊秀策氏公式サイト 本の音
http://www.geocities.jp/araisyuusaku/
結構売れてますね、コレ。もっとマイナな作品かと思ってたんですが、普通に本屋に平積みされてた。うん。びっくり。

さて、ついに結婚ですか?
連載中も普通に年とってましたから、高齢出産は辛いんじゃ?なんてどうでも良い心配をしたりとか。どうでもいいけどさ。

モーニングの連載もチェックしてますが、なんか少しパワーダウンしてるような…?気のせい…?

連載終了の兆候じゃなければ良いな。
待ち望んでいた鶴田氏のイラスト付きのノベルズ版ですよ。というか、実は結構前に読み終わってたんですけど、感想を書くのを忘れていたというw

それではその忘れていた感想を書きましょう。この作品は以前レビューを書いた「スカイ・クロラ」の続編です。時系列でいえばこの作品が先になっていて、森氏もどちらを先に読んでも構わない、とおっしゃっていますが、僕はそうは思いませんでしたね。

この作品の主人公の最後を知った状態で、この作品を読まなければ、この物悲しさは味わえないでしょう。

と、書いた後で思ったんですが、時系列で進んでいくのも良いかもしれない…。

まあ、読み方は人それぞれ自由ですよw(なんだそりゃ

夕凪の街 桜の国

2004年12月21日 読書
今一番話題になってるコミックでしょうか。

何処を見ても話題になってるので、こりゃどんなもんかと一回見なきゃと思って購入。

…僕が住んでる町も、戦争中に大空襲があって一面焼け野原になったそうなんですが、死傷者の数が、違うんですよね。2ケタ。

この漫画では原爆投下の10年後の広島を描いていて、その街並みはもうほぼ完全に復興しているんですが、人々は心にも体にも大きな傷を負ったままで…。というストーリ。

そんな中で、10年前に被爆してしまった主人公が、死んでしまった家族の記憶と、これからの人生に挟まれて悩み苦しむのですが、主人公は自分の答えを出した直後に原爆症に倒れてしまう。

この本を読むまで、僕はただアメリカが嫌いで、左翼が嫌いで、反戦派が嫌いだったんですが、これからは今までのように一枚岩ではいられないな、と感じました。

スカイ・クロラ

2004年12月5日 読書
文庫版で出てたので即購入。そいで即後悔。
鶴田謙二のイラスト無いよう(泣 

でも解説書いてたからよしとしよう。てか漫画描けよ…。

内容と言えば。僕が初めて読むミステリ以外の森氏の作品だったんですが、最高やね。思えば森氏の作品に惹かれたのは不思議な感覚とキャラクタの不思議さだったなぁ、と。だから別にミステリじゃなくても良かったんだなと。

今までに読んだ作品と同様に、あんまり詳しい描写はされてないんですね、大事なところを。

考えることがとても気持ち良い。
最新刊。一年ぶりくらいの単行本らしいけど、僕がヨコ出しのファンになってからの初めての単行本。まあ、そういう意味でも最新刊。

相変わらずです。別にストーリ上の重要な点もないですし。これからもないでしょうね。

でも、少しずつ成長していっている。「アルファさん」を除いて。

うーん。おもしれーって漫画じゃないんだよ。って前も書いたような気がするけれどね。

一種の清涼剤?違うなぁ。

ヒストリエ

2004年10月24日 読書
岩明均氏の久しぶりの長期連載。
期待して1・2巻を買いましたが・・・裏切られませんでしたよ。

絵は地味だし、そんな上手でもないんですが、読者に読み続けさせるのが上手いです。読みやすいんですね。

アフタヌーンに載ってたときはストーリー展開が遅くていらいらしていましたけど、単行本ではそれが無くなったのもまた良い・・・。
ドラマ化もされた名作。ドラマのほうはちとアレでしたけど。

初期こそ主人公柳沢教授の行動がメインの、まあ、言ってしまえば普遍的な漫画だったんですね。

しかし、途中で路線変更しまして、だんだんと柳沢教授の周りの人たちとのカラミがメインに。

・・・ああ、まどろっこしいっ。

一言で言ってしまえば、空気漫画です。ただ、やさしい香りがする。
この前地元の某私立大学で行われていた大学祭に行ってきたときに一冊30円という馬鹿安なお値段だったので一気に9冊買ってきたこの作品ですが。

・・・売ったヤツアホだろ?と思いましたね。

表現力がすごいとか、絵がとてつもなく上手いとかじゃないんですけどね、漫画としてものすごく面白い。シリアス一辺倒とか、ギャグとかじゃないんですけれど、どっちも失敗していないというか。

先が気になるんですよ。純粋にね。

しかし・・・連載が2002年から休載中・・・。おまけに掲載誌のヤングマガジンUppersが10月で休刊とな。

絶対にこのまま終わらせちゃいけませんよ!
「ツルモク独身寮」「ショコラ」の窪之内氏がショコラ以来、久しぶりの単行本。

嬉しいことに、デビュー作が載っているんですよ。タイトルしか知らなくて、前々から読みたいと思っていたので感激。

その他の作品も秀逸。

ついこの間ヤングサンデーで短期集中連載された「ラプラス」や、感動的な「プレゼント」等。

財布を気にしないで買った甲斐がありました(泣
なんかすっげーいまさら?な気がしないでもないですが。まあ、その辺は置いておいて。

最近のジャンプの新連載で唯一面白いと思ったこの作品ですが、腐ったアンケート制度のためあえなく打ち切られてしまいました。

やはし小・中学生にはウケないのかなぁ。ネタ的に。

それにしても・・・尾玉なみえ以来ですよ。ここまで才能を感じたのは。

新連載を楽しみにしてますー。

僕と君の間に

2004年9月29日 読書
遅ればせながら購入報告。

「ライジングインパクト」「ウルトラレッド」と、2連発で打ち切られた(前者は奇跡の復活を果たしたのに・・・)鈴木央氏の待望の新作。

月刊誌のウルトラジャンプ連載のこの作品は、週刊より時間をかけているだけあって素晴らしい完成度です。作者がもともとファンタジーを書きたかっただけあって、楽しんで書いているような気がします。

続刊が出たら必ず買いますよー。

イオナ

2004年9月15日 読書
セクシーダイナマイト教師が小学校で大暴れのせくしぃだいなまいと教師が大暴れって感じのコメディ。

ギャグなのにこんなに絵が上手くて良いのかって感じです。特に美形キャラの顔の造形が素晴らしい。もちろんギャグのネタも爆笑です。

ときどき話しの隙間に挟まれるシリアスはあまりいただけませんが。

作者の澤井氏はしばらく「元漫画家」として映画評論家をしておられて、もうこの人の絵は見れないのかなぁ・・・とひそかに悲しんでおったところ、今月の22日にひさしぶりの単行本が講談社から出るということを聞き、嬉しくて仕方ないわけですよ。

その名も「LA CALACA」メキシコ語で「骸骨」の名をもつこの漫画。登場人物?のほとんどが骸骨。でも、怖くない。

研修医なな子 (7)

2004年7月18日 読書
ISBN:4088624882 コミック 森本 梢子 集英社 2000/03 ¥770

「わたしがママよ」よりも「ごくせん」よりもこの作品が一番好きです。だって何よりも笑えるんだもの。

リアリティのあるストーリーの中で、爆笑の連続ですよ。医者のブラックな面があまり書かれてないのが不満といえば不満ですが。(まぁ、コメディーですからね)

万人にオススメ。

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